*「紛争の被害者を平和構築の担い手に」JCCPはアフリカ・中東の平和構築を支援する認定NPO法人です。

南スーダン事業
コミュニティ啓発イベントの紹介

<2016年2月掲載>

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JCCPが南スーダンで取り組んできた活動の一つにチャイルド・フレンドリー・スペース(CFS)の整備があります。CFSは、治安の関係上、自由に外を走り回れない避難民の子どもたちが、部族の違いを超えて安全に他の子どもたちと交流できる空間を提供するために建設されました。周囲には防護柵が設置され、動物や不審者の侵入を防ぐことができます。

今回はこのCFSがどのように活用されているのかについて、紹介します。

CFSでは、毎日およそ1,500人の子どもたちが、備え付けの遊具や中央にある屋根付きの広場を使って、部族の違いを超えて自由に遊びます。隣接する小学校の児童1,000人の他、近くの国内避難民キャンプに住む就学前の子どもたち約500人もよく訪れて、年の差を超えて交流を深めます。また、隣接する教会の主催による本の読み聞かせや大人のための識字教室にも利用されるなど、地元の方にもご活用いただいています。こうして自然な形で対話や交流の機会を増やし、暴力を伴う争いが起きにくい環境をつくるのです。

写真はCFSで遊んでいる子どもたちです。

2015年12月の学校の長期休暇期に、隣接する教会の主催で「ホリデーキャンプ」が行われました。参加者数は一日600人限定で行われ、10日間にわたって開催されました。いつもCFSで過ごしている小学校の児童や、国内避難民キャンプの子どもたちが参加し、10日間でのべ6,000人もの子どもたちが参加して特別な時間を過ごしました。
プログラムは朝9時から午後3時まであり、伝統的な歌や踊り、クイズなど飽きない工夫がされています。参加した子どもたちはそれぞれ異なる部族の出身ですが「友達と思いっきり遊ぶことができて嬉しかった」と発言し、子どもたちが部族の違いを超えて友情や信頼を深めている様子がわかりました。20年におよぶ内戦を経験してきたJCCP現地職員や大人たちにとって、たいへん感慨深い出来事となったようです。