*「紛争の被害者を平和構築の担い手に」JCCPはアフリカ・中東の平和構築を支援する認定NPO法人です。

DDR事業

JCCPは、DDR(Disarmament, Demobilisation and Reintegration:兵士の武装解除、動員解除、社会再統合)プログラムの“R”の部分にあたる元兵士の社会復帰事業として、2002年より除隊兵士の職業訓練プロジェクトを開始しました。幼いころより銃を持つことが当たり前で、長期の武力紛争において戦士として戦うことが日常でもあった兵士たちのなかには、長年教育・就労の機会を得ることができなかった者たちも多い状況でした。読み書きや特定の技術を持たない兵士は、軍隊に属する以外の職業を確保し社会復帰することが非常に困難な境遇にあったのです。

JCCPは、このような除隊兵士の境遇を考慮して、金属・木材加工の職業訓練のみならず、識字や算数などの基礎教育、グループ・ディスカッションやゲスト・スピーカーとの対話等を盛り込んだ平和教育をカリキュラムに組み込んだ支援を展開しました。また、他の住民との相互理解促進のため、地域の学校や住宅を修繕するなどの地域活動も実施しました。このような包括的なプロジェクトを通し、除隊兵士の訓練に対する理解力と技術習得への意欲がそれぞれ向上するしくみをつくり、元兵士たちのスムーズな地域社会への再統合(Reintegration)を実現していきました。

CCPによる除隊兵士支援事業は2006年に完了しましたが、JCCPのプロジェクトに参加した訓練生の技術は、その後には他のNGOから学校施設のフェンス、机、椅子などの生産の受注を受けるまでに向上し、高い評価を受けました。