*「紛争の被害者を平和構築の担い手に」JCCPはアフリカ・中東の平和構築を支援する認定NPO法人です。

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ソマリア 
干ばつ被害者/国内避難民への心のケアがスタート

ソマリア 干ばつ被害者/国内避難民への心のケアがスタート
<2012年3月掲載>

2012年2月7日、JCCPはソマリアのボサソで、干ばつ被害者と国内非難民を対象とした心のケアのプロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、ジャパン・プラットフォームの助成により、GRTというイタリアのNGOと連携して、性差別的暴力を受けた避難民や、その他の理由で心にトラウマを抱えた避難民への支援を行います。GRTは、ボサソの避難地域で、心理社会的支援の豊富な経験と高い専門性を有しています。

ソマリアでは、長引く内戦や干ばつ等の自然災害が、何十年もの間人々を苦しめています。この問題は国際社会の注目を浴びていますが、被害者たちはそれ以外にも悲劇的な状況に直面しています。150万人近くのソマリア人が避難民となっていますが、避難民キャンプの女性は特に性差別的暴力の被害に遭いやすいと言われています。予防策を講じることはもちろん、被害者の心の傷を癒すための支援や、性差別的暴力に対抗するコミュニティの仕組み作りも非常に重要です。

somalia002.jpgJCCPは、性差別的暴力の被害者やその他のトラウマを抱えたボサソの避難民キャンプの人々が、適切な心のケアを受けられるよう、42の避難民キャンプにそれぞれ相談窓口となる拠点を設けます。また、性差別的暴力の被害者や他のトラウマを持つ避難民500人に、食糧や衣類や石けん、防犯ホイッスルなどの入ったキットを配って衛生管理、犯罪防止、栄養補給に役立ててもらう予定です。

性差別的暴力、中でも性的暴力はソマリアの社会ではタブー視されています。このため、GRTによると被害の多くは表沙汰にされず、被害者はその苦しい体験による心の傷を負ったままでいます。JCCPはこのような人々の心の傷を癒し、尊厳を回復するための支援に取り組んでいきます。また、ボサソやプントランドでの性差別的暴力の減少と、安全に尊厳を持って生きる権利を守るための地域の仕組作りを目指します。