JCCPのバルカンでの活動
JCCPの支援活動
バルカンにおける JCCPの支援活動
JCCPはマケドニアの首都スコピエにある代表事務所を設置し、2009年2月から、セルビア共和国南部のブヤノバツ市において、 セルビア系、アルバニア系とロマ系住民の小学生を対象に、相互理解と和解促進を目的とした事業を行っています。
セルビア南部の中都市ブヤノバツ市は、人口4万3千人のうち、55%がアルバニア系、34%がセルビア系、そして9%がロマの人々です。 住民同士の居住区は分断されてはいないものの、それぞれの民族ごとに学校や商店、流通システムを持ち、異なる民族間の交流は非常に限定されています。 JCCPのプロジェクトは、現地の公衆衛生局の協力のもと、これまでほとんど交流の無かったセルビア系、アルバニア系、ロマ系の小学校の児童による共同清掃活動やワークショップ、 絵画の共同制作などを通じ、民族が異なる小学生同士の交流を草の根で促進することで、地域の安定や民族間の緊張緩和につなげる役割を担っています。
バルカン地域の紛争
バルカン地域では、1991年から2000年にかけて、多民族国家であったユーゴスラビアが解体されるプロセスで、 独立を希望する国家とそれに対立する国家との間で民族間の衝突が激化し、内戦状態となりました。 旧ユーゴスラビアには、セルビア、マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、スロベニア、クロアチア、モンテネグロという6つの共和国が存在していました。 それまで異なる民族は共存して住んでいましたが、内戦は「民族浄化」という形で、民族の違いを原因にした争いを激しくさせる結果となり、多くの犠牲者を生みました。 今では事態は沈静化しているものの、いまだに異なる民族に対する偏見や緊張状態が見られる地域もあります。

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