スーダン概要


 特定非営利活動法人 日本紛争予防センター

JCCPのスーダンでの活動

JCCPの支援活動


スーダン南部でJCCPの支援活動が始動

sudan02.jpgJCCPは、2009年2月に北部と南部において現地の被害状況の調査を行いました。 南部スーダンの首都ジュバでは、戦争で親をなくした孤児、貧困により親が子どもを養ったり学校に送ったり出来ない家族、 武力組織にとらわれていた子ども、難民キャンプから帰ってきたけれど住む家がない人々があふれています。

JCCPは、2010年の1月から南部スーダンの首都ジュバに事務所を設置し、スーダンにおける最初の支援を開始いたします。 深刻な問題となっている、家や親をなくして路上生活をするストリートチルドレンや若者に対し、犯罪などに巻き込まれずに必要な教育を受けたり、手に職をつけるための支援を行う準備を進めていく予定です。

スーダンの紛争について

スーダンでは長い間、1)南北間の争いと、2)ダルフール地方での人道危機の2つの問題が存在していました。 南北間の争いがおこったきっかけは、1983年にイスラム教徒が多数派の北部が、キリスト教徒の多い南部にイスラム法の導入を要求したことに加え、 南部で発掘された石油の利権をめぐって、南北間での衝突が発生したことでした。 2005年に包括的和平合意(CPA)が締結されるまで、争いは21年間続き、とくに南部スーダンにおいては400万人以上の難民が発生しました。

また、2003年からは、西部のダルフールにおいて、アラブ系と非アラブ系住民との間で武力衝突が発生し、「世界最悪の人道危機」と呼ばれる状態にまで発展しました。 スーダン政府が支援しているとされるアラブ系民兵ジャンジャウィードの攻撃により、非アラブ系住民を中心に現在までにおよそ20万人の死者と100万人以上の難民・国内避難民が発生したといわれています。

西部ダルフール地方では、2006年5月にスーダン政府とダルフールの主要な民兵組織であるスーダン解放運動(Sudan Liberation Movement: SLM)がダルフール和平合意を締結したものの、 和平に参加しない武装集団があったこともあり、戦闘は継続しています。

北部政府と南部反政府組織スーダン人民解放運動(Sudan People's Liberation Movement: SPLM)間に結ばれた和平合意では、 北部の中央政府が南部政府に一定の自治権を認めるほか、南部が石油の利益の半分を北部と分割することが明記されました。 2005年3月には、和平合意の履行を支援し、必要な人道支援と人権の保護をマンデートとする国連スーダン派遣団(UNMIS)が創設されました。 南部スーダンにおいても、国際社会による難民帰還のための輸送支援をはじめ、初期復興のためのインフラストラクチャー整備、人道支援をおこなわれており、 現在では緊急人道支援のあとに人々が生活を立て直すための中長期的な支援が求められています。

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