*「紛争の被害者を平和構築の担い手に」JCCPはアフリカ・中東の平和構築を支援する認定NPO法人です。

東京第一ホテル オキナワグランメールリゾート 様からのご支援(2013年)

東京第一ホテル オキナワグランメールリゾート様からご寄付を頂きました。JCCPはソマリア現地NGOと協力して、2013年6月11日~12日の二日間にかけて、イースリーにある病院二箇所(Afwan病院/Mother and Child病院)でソマリア難民女性に対して、ビーチサンダル100足を配布しました。
東京第一ホテル オキナワグランメールリゾート様からのご支援に感謝を申し上げます。

■プロジェクトの内容

東アフリカに位置するケニア共和国で、JCCPは2008年から草の根レベルの平和構築・紛争予防事業に取り組んでいます。首都ナイロビ市には貧民街、いわゆるスラムが多数ありますが、その中の一つマザレ・スラムで2007年の選挙後に起きた大暴動で被害を受けた女性や子供、若者達への支援をJCCPは5年間続けています。
 ただしマザレ・スラムに隣接するソマリア難民居住地区イースリーでは、まだ十分な支援が行き届いていません。二十年間に及ぶソマリア内戦や一昨年の大飢饉などを逃れてきた数万人以上のソマリア難民が、イースリーで肩を寄せ合って暮らしています。避難途中で家族を失ったり、親戚・縁者の支援を十分に受けられない女性や子供達は日々の生活の糧にも事欠く状況で、内縁の記憶や困難に満ちた避難道中のトラウマに苦しむ毎日を送っています。

イースリー地区地図.JPG

 そこで、JCCPはソマリア現地NGOと協力して、2013年6月11日~12日の二日間にかけて、イースリーにある病院二箇所(Afwan病院/Mother and Child病院)でビーチサンダル100足を配布しました。いずれもソマリア難民、特に困難な状況にある女性や子供達への支援活動に理解がある医療施設です。

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Afwan病院の前で

 Afwan病院は小児科に特化した医療施設で、3名の常駐医師と2名のコンサルタントが勤務しています。ベッド数は25、一日平均70~80名の往来患者があり、一日当たりの出産件数は3~4件です。貧しい人達には無料で医療を提供するなどの措置を取っています。看護士長によると、ソマリア難民女性はなかなか定期的に医療を受けられないために出産に困難を伴うことが多いのですが、ビーチサンダルを配布することで、妊婦の歩行が楽になるだけでなく、自分が支援されているという実感を持つことが出来、精神的苦痛が緩和されることが期待されるそうです。
 Mother and Child病院は、婦人科に特化した医療施設で、1名の常駐医師と3名の臨時医師が勤務しています。ベッド数は32、一日平均30~40名の往来患者があり、一日当たりの出産件数は3~4件です。この病院でのビーチサンダル配布には、現地の行政担当官と長老も参加しました。イースリーでは生活する上で必要最低限の物資の入手すら難しい人々が多く、遠い日本の人々が苦境にあるソマリア難民にビーチサンダルを寄付してくれたことをとても嬉しく思う、と行政担当官は述べました。看護士長は、改めて謝意を表した上で、今後もJCCPと共に紛争の被害者を支援する活動に共に取り組んでいきたいと述べました。

ソマリア難民女性にサンダルを渡すソマリア現地NGO職員と看護士たち.jpg
ソマリア難民女性にサンダルを渡すソマリア現地NGO職員と看護士たち

 イースリーで配布したビーチサンダルは東京第一ホテル オキナワグランメールリゾート様からのご寄付で頂戴したものです。このご支援のおかげで、ナイロビ市の中でも特に支援が行き届きにくい地域で、紛争の被害者を支援することが出来ました。今後、現地で平和構築・紛争予防活動を進めていくにあたって、現地コミュニティの長老・行政関係者・病院関係者らとの連携を強化していくことは重要であり、きっかけ作りとしても、とても有益な活動となりました。改めて、東京第一ホテル オキナワグランメールリゾート様の皆様のご厚意に深く感謝申し上げます。

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ビーチサンダルを持つ看護士たち

 ※東京第一ホテル オキナワグランメールリゾート様のホームページ上でも本事業が紹介されています。詳細は以下のURLをご確認ください。
http://daiichihotel-okinawa.com/news_disp.php?sn=748